「ADHDを少しでも改善したいけどどうすればいいか分からない」と悩む人は多いです。
私自身もADHDと双極性障害をもっていて、常に生活に支障がでています。
今回は少しでも生活を改善したいと本気で考えている私が見つけた「ADHDの方に絶対読んでほしい本」を紹介します。
今回紹介した本を読むと科学的根拠に基づいたADHDの対応策やトレーニング方法が分かります。
それではさっそくいきましょう!
またよかった本があればこちらの記事かブログに追記していきたいと思いますので、よろしくお願いします
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ADHD2.0 特性をパワーに変える科学的な方法
この本の著者である「エドワード・M・ハロウェル博士」「ジョン・J・レイティ博士」は、1994年の時点で、まだ一般的には知られていなかった注意欠陥障害を一般向けの書籍として執筆した方です。
エドワード・M・ハロウェル博士は医学博士、精神科医であり、ハーバード大学医学部に20年以上在籍し、マサチューセッツ州のハロウェルセンターの所長です。
ADD・ADHDの世界的権威です。
ジョン・J・レイティ博士は神経精神医学の世界的専門家。「脳を鍛えるには運動しかない!」を出版。脳と運動の分野において世界的権威です。
お二人ともご自身がADHDをもたれていて、長年研究をされています。
そんな世界最高峰のお二人がタッグを組んだADHD界隈の救世主となる本がこちらなのです。
もうこの時点で「この本は買い」が決定です。なぜならこの本よりも最先端で科学的根拠があって専門的で実践的なものがないからです。
「文章とか難しいんじゃないの?」と身構える方もいらっしゃるかもしれませんが、読みやすいです。普通のビジネス本くらい読みやすいです。ただ、内容はぎっしりなのでお買い得感がすごいです。
帯には
- 脳の特性を理解する
- 最適な課題を見つける
- 運動のメリット
などなど他にもたくさん載っています。
個人的には特に脳の特性と、その脳をトレーニングする方法について知れて嬉しかったです。そのトレーニングに使う器具でオススメなものも当ブログで紹介しています。

脳を鍛えるには運動しかない!
こちらも先ほどの著者「ジョン・J・レイティ博士」の本です。
「運動?僕は知的労働だから体力関係ないぜ!」という方が読んだら目から鱗が溢れ出すでしょう。
またADHDをもっている方はその特性上、鬱の症状になってしまう方も多いのではないでしょうか?特に社会に出てからADHDだと気づいた人は、鬱も併発している方も多いです。自分もそのタイプです。
そういった方にもぜひ、読んでもらいたいです。
鬱のときの脳の働きがどうなっているかの解説を読んで、世界が変わりました。「鬱は心の風邪」を完全論破することができる内容です。鬱は脳の働きの変化です。
また運動も完全にがっつりしないと意味がないわけではないということが最近の研究から出てしますので、まずは外で早歩きくらいから始めてもいいんじゃない?とは個人的に思います。
とにかく、この本と如何に早く出会えるかで人生の質が変わると断言できる本です。僕はそう思いました。
また「ストレス」「鬱」「注意欠陥障害」の章もありますので、気になった方は手に取ってみてください。
この本を読んで「運動?意味ないね」っていう人がいるなら会ってみたいですね。
今日から使える 認知行動療法
ADHDの方は、ぐるぐる悩んだりしてしまいやすい傾向があります。
また強く恥を感じたり孤独を感じやすいそうです。
僕自身ADHDをもつ者ですが、認知行動療法をしてみると如何に自分が世界を歪めてみているか分かりました。
悩んでいる原因は人それぞれだとは思いますが、特に社会人になっている方は一回は認知行動療法をした方がいいです。生きやすくなります。
「いやいやでも病院に行かないとダメなんじゃないの?本だと意味なくない?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、認知行動療法は本だけでも効果があるといわれています。
なぜならワークのやり方が確立されているからです。
なので安心して本で取り組んでください。
認知行動療法の書籍は数多くあるので、ご自身の好みで問題ありませんが、私は大きい本屋さんでさまざまな認知行動療法の本を読み比べしてみた結果、こちらを選びました。
安心して人に勧められる内容になっています。

アイディアのつくりかた
ADHDは集中力が低い代わりにアイディアなどを閃く力が強いといわれています。
これはおそらく集中状態の関係で、常に拡散思考に近い状態になっているからなのでは?と僕は考えています。
どちらにせよ、ADHDの強みを活かすためには、そのアイディアがどのように作られるのかを正しく知識として認識し、閃き勝負の運に頼らずコントロールすることが重要となります。
こちらの書籍は、そういったアイディアを元に仕事をする方々の中では、昔からある大変有名な名著でして、とりあえずこの本は必読となっています。
現物を見れば分かるのですが、とにかく薄いです。ただし無駄なことは書かれてません。原液100%のような本です。
アイディアはどのように作るのか、ADHDの弱みに悩まされるだけではなく、今度は強みを利用したいという方にオススメです。
「忘れっぽい」「すぐ怒る」「他人の影響をうけやすい」etc. ADHDコンプレックスのための“脳番地トレーニング
私はずっと「ADHD向けのケアレスミス対策」を人生をかけて探していました。おそらく10年以上は探していたと思います。
そしてこの書籍でようやく見つけることができました。
ADHDの中でも困っていたのが、「ケアレスミス」の多さです。このケアレスミスが多すぎて今まで新人以上の仕事を任せてもらえたことがありません。
知識やスキルは自身でいくら勉強していても、仕事をもらえなかったら給料はあがりません。
ケアレスミスやミスの書籍は、おそらく一般の人の3倍以上は読んできていると思います。しかしそこにあるのは「todoリストをつくる」「ミスしない仕組みを作る」のようなありきたりなものでした。
「いくら仕組みを作っても、最後のチェックのところですり抜ける」という問題を抱えていましたが、この書籍には「なぜADHDの人はケアレスミスをしてしまうのか?」という原因が記載されていました。
そのおかげで何をトレーニングしたらいいのかが分かり、現在トレーニングを続けています。
ケアレスミスは、私の場合の悩みですが、ADHDの症状でどうしても解決できない悩みを抱えている方は一度、この書籍を手に取ってみてください。
悩みの原因を知ることができれば、そこをトレーニングすることで改善できると私は考えています。
なぜなら「脳は何歳でもトレーニングによって成長することができるから」です。
まとめ
これからもたくさん本を読んで、オススメの本があったら追加していきたいです。
とりあえず「エドワード・M・ハロウェル博士」「ジョン・J・レイティ博士」はADHD界の世界的権威ですので、お二人の名前だけでも覚えていただければ幸いです。
もし新刊が出たらぜひ手に取ってもらいたいです。
今の悩みはADHDの不注意によるケアレスミスをどのようなアプローチで直すか、ということを課題にしていますので、ブログの方もしばらくADHDの話題が続くと思います。